院長コラム

10月になりました

10月になりました。

そろそろ気温が下がり秋の気配が深まるはずですが、今年は暑さが続くという予報もあります。

10月には天候も安定するため昔から屋外の行事が多く催されてきました。

14日はスポーツの日ですが以前は10月10日が体育の日と呼ばれ運動会の日でもありました。

運動会の集団競技をとおして協力が大切だと学んだ方も多いことでしょう。

その精神が社会に生きています。

10月1日から赤い羽根共同募金運動が始まりました。

人々の協力の気持ちが発揮されるときです。

今世界中が様々な問題を抱えて傷つき弱っています。

元日につづいて能登を襲った大雨の被害がテレビに映し出されるたびに、そして世界各地で続いている戦争の惨状を見るときに辛くなる方も多いと思います。

一人一人は無力でも今できることを精一杯やっていこうと思います。

16日は世界食糧デーです。

世界中で起きている栄養不良・飢餓・極度の貧困を解決していくことを目的として1961年に国連で制定されました。

由来は1945年10月16日に国連食糧農業機関が創設されたことです。1945年と言えば昭和20年、終戦の年です。

そして日本中が食糧不足に苦しんでいた時です。

それから約80年が経ちました。

当時を覚えている方も少なくなっていますが記憶は語り継がれなければなりません。

脱脂粉乳の味も将来を担う子供たちに伝えられるべきです。

遠い世界のこととしてではなく自分たちのこととして食糧不足・飢餓や貧困について考え、食べることが人間にとってどんなに大切なことかを考えましょう。

まだ食べられる食品の廃棄(フードロス)を無くすことからはじめたいと思います。

医師の立場からも今あらためて日々の食事を大切にしていただきたいと思います。

食べることが力の源となります。

食べることが健康寿命を伸ばして社会に関わり続けることにつながります。

そしてこの国が再び食糧不足に陥らないように、子供や孫の世代が充分に食べることができるようにはどうしたらよいのか身近な視点とグローバルな視点で考えていきましょう。

そして来し方を知り行く末を考えるためにさらに学んでいきましょう。

27日から読書週間がはじまります。読むことで知識を深め内なる強さを養いましょう。

 

 

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