9月の敬老の日を前に思うこと
2011年08月30日
9月は敬老の月です。
毎年、地元小野町の敬老の日の祝典には祝電をお送りしていますが、小野町以外の自治体にお住まいの皆さんや、敬老の日の祝典に出席されない方にもお送りしたいメッセージですから、少し早いのですが、この紙上で披露いたします。
[ 祝辞 ]
敬老の日にあたり、医療法人慶信會石塚醫院院長石塚尋朗と職員一同より、皆様のご長寿を心からお祝いいたします。
毎日の規則正しい生活と、適度の運動、そしてストレスをためずに物事をよい方に考えることが、心身ともに健康な長寿の源となります。
そして皆様の幸せなお顔を拝見することが、私たちの日々の励みとなります。
これからも益々お元気でご活躍ください。
豊かな社会を築いていただいた感謝をこめて、皆様の益々のご長寿とご多幸をお祈りいたします。
私のところには、高齢の患者さんも多く通院してこられますが、今80歳代の後半から90歳以上の皆さんは、先の大戦の折に従軍された方をはじめ、人生が花開くべき若く多感な、そして貴重な時期を戦争という状況の中で過ごされ、戦中、戦後の激動の時期を生き抜いてこられました。
多くの困難を乗り越え、懸命に働き、豊かな日本を築いてこられました。
子どもたちを立派に成人させ、孫、ひ孫の成長を見守り、のんびりと人生の実りを楽しむべき時期に今年3月の大震災を経験されたのです。
私の医院がある小野町は、計測される放射線量もきわめて低いのですが、通院してこられる皆さんの中には、居住地域が一時避難区域に入られていて、最近やっと戻られた方もいらっしゃいます。
自主避難されて、その場所から毎月通院してこられる方もいらっしゃいます。
放射能の影響によって子どもさんたちの事業が被害を受けた方、孫やひ孫たちが放射能の影響を恐れて遠く県外に避難をして、家族と離れ離れになっている方もおられます。
かわいい孫、ひ孫に囲まれて暮らすことができない。
それでも、皆さん笑顔で頑張っておられます。
その方たちのたくましさ、魂の尊さに力をいただく日々です。
さて、今月は健康を維持するための栄養についてプリントを作成しました。
受付にありますので読んでください。
日々の規則正しい生活を大事にして、心身ともに健康を維持して毎日を過ごしましょう。