福島県田村郡小野町・総合内科専門医
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C型肝炎
2008年08月04日
・HCVは配偶者に感染したり、また女性の場合、出産時に子供へ感染したりすることが報告されていますので、C型肝炎の患者さん、さらにHCV保有者の方は家族がHCV感染しているかどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。 ・慢
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C型肝炎の診断がなされるようになってから、従来アルコール性肝障害と考えられた症例の中に、HCVが検出されるようになりました。特に、肝硬変、肝癌では陽性率が高く、その進展機構にHCVが関与している可能性が指摘されています。
日本の肝癌の死亡数は年間25,000人にのぼり、さらに増加しつつあります。肝細胞癌は原発性肝癌の90%以上を占めますがHCV抗体陽性肝細胞癌の増加が著しく、現在日本の肝細胞癌の75%を占めています。C型慢性肝炎は、肝硬変
C型慢性肝炎の抗ウィルス療法には、IFN-α、β、γ、およびリヴァルビンなどの臨床成績が報告されています。しかし抗ウィルス効果、臨床効果が明らかにされているのはIFN-α、βで、その他の薬剤の評価は今後の課題です。わが国
慢性肝炎の一般薬物療法の目的は、肝病変の進展を抑制することにありますが、薬剤により作用が異なり、したがって、期待される効果にも差異があります。有効性の評価はトランスアミナーゼ値の改善やアルプミン値、TTT、ZTTなど肝機
慢性C型肝炎は自然治癒はきわめてまれと考えられ、進行は遅いものが多いのですが、十数年から数十年のきわめて長い経過をとり一部は肝硬変に進展し、高頻度に肝細胞癌を合併します。こうしたことから、HCV抗体陽性者で肝障害があるも
a.自他覚所見 慢性C型肝炎を語るときに、患者さんの自覚症状が乏しいということがあげられます。したがって、健康診断、献血、他疾患で医療機関受診時に、偶然肝機能障害やHCV抗体陽性を指摘されることが多いのです。疲れやすさや
臨床上は慢性肝炎があり、HCV抗体陽性ならば、慢性C型肝炎と診断されます。 慢性肝炎は6ケ月以上肝炎が持続している状態をいい、肝生検による組織診断が確実ですが、非炎症性疾患、特に脂肪肝との鑑別が難しいという問題があります
HCVの遺伝子構造の解明に伴い、C型肝炎の診断能力は飛躍的に進歩しています。なかでも現在行われているHCV抗体の測定は簡便かつ鋭敏であることから、肝機能異常例のみならず、供血者や検診時におけるHCV感染のスタリーニング検
現在、肝炎を引き起こすウィルスとしてA,B,C,D,E型の5種類が存在することがわかっています。このうちA型肝炎ウィルスとE型肝炎ウィルスは以前から口から感染することが知られており、下水設備が十分に整っていない後進国では
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