医療の豆知識

急性C型肝炎

HCVの遺伝子構造の解明に伴い、C型肝炎の診断能力は飛躍的に進歩しています。なかでも現在行われているHCV抗体の測定は簡便かつ鋭敏であることから、肝機能異常例のみならず、供血者や検診時におけるHCV感染のスタリーニング検査としても広く用いられています。
C型急性肝炎はA型やB型に比し自覚症状に乏しく、ピーク時のGOTも低値を示す傾向にあり、黄疸になることも少ないのですが、C型急性肝炎の70-80%は持続感染へと移行し、高率に慢性化します。
最近C型慢性肝炎に対するインターフェロン〈IFN)の有効性が示され、一部ではC型急性肝炎に対してもIFN療法が試みられて良好な成績が示されています。しかしながら、投与開始時期、投与方法、副作用対策など未解決な問題がまだ存在します。

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