高血圧と食事について
生活習慣
2016年03月30日
日本人の高血圧の最大の原因は、塩分の摂りすぎです。
高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。(厚生労働省)
高血圧の予防に欠かせない塩分摂取量の制限をどのようにしてすすめていくか1日の塩分摂取量を7グラムから10グラムのあいだにおさえる方法について述べていきます。
その1 薄味
薄味を心がけることです。毎日の食事を作る時には徹底的に塩分の少ない薄味のものを中心にしましょう。味噌汁・澄まし汁は野菜などの具を多くして薄味にします。
その2 外食
外食をなるべく避けましょう。 やむをえず外食するときには塩分を多く含んでいるような食品を残しましょう。 なるべく薄味のものを選ぶことです。
その3 調味料
食卓上に塩・醤油・ソースなど塩分を含む調味料の容器を置かないようにしましょう。醤油やソースなどの調味料は極力控えましょう。
その4 間食
間食をするなら、加工されたお菓子などは避け、生野菜(ドレッシングなし)蒸した野菜・果物などにしましょう。饅頭やケーキなど日常生活の中で、さまざまな食品に含まれている塩分を知らず知らずのうちに過剰に摂取してしまわないように気を付けましょう。
その5 漬け物・味噌汁など
漬け物をたくさん食べる習慣のある人や味噌汁を何杯も飲む人は量を控えることを心がけましょう。漬物をお茶うけにしてお茶を飲む習慣は、血圧の安定のためにはできるだけやめたほうがよいでしょう。
その6 野菜
野菜をたくさん食べましょう。塩分を摂取するときはごく少量にし、生野菜も同時に食べ、体内の塩分が排出されやすくなるようにしましょう。
その7 麺
麺を食べる時には、つゆを残しましょう。うどん・そば・ラーメンの汁を飲むと1日の塩分摂取基準量をすぐに超過してしまいますから絶対に避けましょう。
その8 香辛料と薬味
塩分に頼らず毎日の食事をおいしくいただくために食事の工夫をしましょう 。
風味を増すスパイス(香辛料)胡椒・カレー粉・山椒・唐辛子など、また、酢やゆず・レモン・大葉(紫蘇)・ネギ・生姜など風味を増す柑橘類や野菜を上手に使いましょう。
まとめ
血圧の安定をめざすことは、命にかかわる疾患の予防にかかせないものです。
高血圧症にかかっている方ばかりでなく、すべての方にとって健康を維持するために大切なことです。
毎日の食習慣を大切にしましょう。