子どもの感染症 予防とケア
2024年02月15日
子どもの感染症 予防とケア
感染症の原因はウイルスや細菌、寄生虫などです。空気中、水や食物の中などに潜み、人混みでウイルスを吸い込む、プールで感染、人やモノと接触して感染するなど様々な感染経路から体の中に侵入します。風邪、インフルエンザ、RSウイルス感染症、そして新型コロナウイルス感染症などがあてはまりますが、他にも多くの感染症があります。
感染を避けるための基本は手洗いと消毒です
ウイルスや細菌と接触する機会の多い外出から帰ったとき、食事の前、トイレの後は忘れずに手をよく洗う習慣が大切です。小さい頃から適切な手洗いの方法を習慣づけましょう。またドアノブなど日常生活の中でよく触る場所やお気に入りのおもちゃなどよく触るものの消毒・殺菌も重要です。
人混みでのマスクの使用はためらわずに
人混みでは飛沫感染のリスクが高まります。そのようなときにはためらわずマスクを着用することです。子供サイズのマスクを年齢に応じて使用してください。
免疫力を高める生活習慣をもちましょう 食事からバランスのよい栄養を摂ること、よく眠ること、活動的に身体を動かすことが免疫力を高めるための王道です。免疫力が感染症の発症や症状の重さ、そして回復力に大きく関わってきます。
もし感染してしまったら
先ず大事なのは早期に発見することです
一見元気そうでもお子さんの様子がいつもと違ったら感染症を先ず疑ってみましょう。 発熱、咳、鼻水、元気がないなどの症状があれば医療機関を受診しましょう。
休息と水分補給が大切です
受診によって処方薬を服用したあとは免疫力が発揮されるように安静に休ませましょう。このとき(特に熱があるときには)充分に水分を摂らせましょう。
集団生活の場で起こる感染症を防ぐことの大切さ
こども園や保育園・幼稚園など限られた空間に多くの子供が集まって行動する環境では、どんなに注意しても感染のリスクは高まります。保護者の皆さん一人一人がお子さんの状態をよく見て、感染症の疑いがあれば必ず集団の場から遠ざけることです。
集団感染などという不幸な事態を防いでお子さんたちを守りましょう。